小さな子供には特にお菓子を与えるときに注意が必要だといわれています。基本的には子供のおやつは、おにぎりが一番良いと思っていますが、他にも干し芋、もち、おやき、蒸しりんご、ドライフルーツ、又は手作りのお砂糖を使わないお菓子などが良いと考えています。
ここでは子供用のお菓子にもたくさん使われている白い砂糖について説明します。
疲れたときに、砂糖がたっぷり入ったお菓子を食べて元気になった経験はありませんか?では「なぜ砂糖はそんなに早く私たちの気分を高揚させて、ハイにさせることができるのでしょうか?」これには理由があるます。「砂糖は素早く体内に吸収されるから」です。ビタミンやミネラルを除去され、真っ白に精製され、化学薬品も添付された純度が高い白砂糖は、とても化学的な物質です。
精製された白砂糖は、二つの糖の集まり、二糖類です。そのため素早く血液の中に入り、血糖値を急激に上げます。それで一時的に気分がよくなったと感じたり、元気になったように思うのです。
でも!!
ここに大きな落とし穴があるのです。素早く体内に吸収された砂糖は、やはり早いスピードで消費されます。消費されるとどうなるか、今度は逆に気分が急激にダウンすします。アップダウンを繰り返すうちに、体も精神も疲れやすく、いわゆる「キレヤスイ」状態になります。集中力がなくなったり、体がだるくなるのはそのためです。ただ砂糖の怖さは実はもっとあるのです。
砂糖は血液を酸化させます。体の中で消費されるのに、大切な私たちのカルシウムなどのミネラルを奪ってしまうのです。カルシウムを奪われた私たちの体の歯や骨が弱くなります。はじめは、体は組織や細胞に蓄積されたカルシウムを使おうとします。でも白砂糖を大量に日常的に摂取していると、蓄積されていたものでは足りず、「骨や歯を溶かして」カルシウムを使い、何とか体のバランスをとろうとします。白砂糖を体内から排出するために私たちの体は、歯や骨を溶かしていくので、確実に肉体がぼろぼろになっていきます。
また砂糖は体内で消費するときにビタミンB1が必要になります。白砂糖を摂取したときに一緒にビタミンB1をとっていないと、体内にあるビタミンB1を消費することになります。砂糖は大切なビタミンを奪っていってしまうのです。ビタミンB1が欠乏すると、過労、震え、めまい、貧血、うつ症状、短気、記憶障害などがでてきます。このように白砂糖を食べると、私たちは同時に体の大切な成分を使われることになり、過剰摂取による害は計り知れないものになるのです。下に砂糖の害が原因の症状をあげています。
*砂糖には「習慣性」と「増加欲求性」という恐ろしい習性があります。
習慣性とは、白砂糖を含んだ製品を食べると、次から次へと甘いものが欲しくなるようにできていることです。もし子供が小さな頃から砂糖の味を覚えてしまうと、子供はどんどん甘いものを要求するようになり、依存性が高まるのです。できれば子供には自然の甘みを与えたいですね。増加欲求性とは、白砂糖の甘さに慣れてくると、自然にもっともっと甘いものが欲しくなることです。
砂糖には、多糖類と単糖類・少糖類の3つがあります。
私たちが慣れ親しんできた「砂糖」とは、白く精製された砂糖、白砂糖です。
白砂糖は二糖類で体に素早く吸収されるので、血糖値を急激に上げ、カルシウムやビタミンを奪う体を傷つけるものです、この白砂糖のほかにも甘味料はたくさんあることをご存知ですか?それが「多糖類」です。急激に体に吸収されることがないため満腹感が持続するので、食べすぎ防止にもなります。もちろん体に必要なビタミンやミネラルも含まれています。血液が過度に酸性に傾くこともないので体に負担がかかりません。
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