2003年の4月30日〜5月6日まで福島に滞在して、半断食セミナーに行って来ました。携帯電話も通じない福島の山奥深くで、大自然に囲まれたログハウスにて、全国から集まった様々な人々と、共に生活してきました。
朝5時半起床、掃除、日誌記入、外で体操、屋内で体操、マッサージ、レラクゼーション、各自体調報告、先生からのお話、山道を8キロ早足で上る、下る、お茶の時間(カップ一杯の番茶)、ビデオ学習、料理や手当て法の実習、夕方の散歩(2キロ)、呼吸法、瞑想、夕食・・・但し、ひとくち親指大の玄米を200回噛み、茶碗一杯の玄米を食べるにおよそ1・5〜2時間かかるんです!!
その後お風呂、9時就寝、というようなハードかつ充実した一週間でした。
毎日食事は夕食1回のみで、茶碗一杯の玄米と梅干、たくあんが基本です。断食を始めるとこれさえ入らないのです。私はこの6日間で50キロ以上の道のりを、ほとんど絶食状態で完歩しました。日ごろ動物性食品や添加物だらけのお菓子、乳製品をたらふく食べていると体にどんどん消化しきれないものが蓄積されています。
皮膚がぽろぽろとむけるひとや、にごった尿が出る人、頭痛がしたり、だるくなったり、いろんな症状が半断食の間には出てきます。この症状が治まるとみんなが生まれ変わったような顔になったのには驚きました。
私は断食の間、苦い体臭があったそうですが、これは十二指腸潰瘍のときに呑んだ胃薬や頭痛の痛み止めのバファ*ンが体に残っていて、排出されてきたようです。最後には体が本当に軽くなり、優しい顔になったといわれました。
この合宿で、動物性食品が体に悪いということは一度も教えられていないのですが、本当に不思議なことに断食の後お肉やお魚が食べたくなくなってしまうのです。断食最終日に食べた玄米のお食事のおいしかったこと!!頭より先に、体全体で穀物菜食の美味しさを感じたことで、根本的に体が変わっていく予感がしました。
主人はこの断食で約5キロ痩せました。
人間は一週間くらい食べなくても、日に10キロも歩くことができる、なによりも食べすぎていた頃に比べると体がきもちいい!そう実践したことで、食べること、飽食の害が実感として感じられ、素食・ナチュラルな食生活に俄然興味が沸いてきたのです!
お肉大好きな私の大革命が起こった貴重な7DAYSでした。
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