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バースプラン

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この病院では、どんな出産がしたいのか産婦さん自身がプランを立てて提出するようになっていました。
私が初めて書いたバースプランはこちら

このバースプランを元に、第一回の話し合いが婦長さんとありました。
この時印象に残ったのは、会陰切開は妊婦の自由選択になっているにも関わらず、私の質問に、「切開は夫のためにもしたほうがいい」という言葉でした。これは衝撃的でした。

簡単に言うと、婦長さんは私に、「自分の体を切れば、赤ちゃんも短い時間で生まれてくることができ、膣も伸びないから
産後の夫婦生活も上手く行く」ということ説明した・・・。

自分のことだけを考えるのではなく、夫や赤ちゃんのことを考えるようにと説得してきたのです。

ではなぜ病院は会陰切開を進めるのでしょう?

それは分娩時間が短くなるからです!医師や看護婦が付き添う時間が短縮され、次々に妊婦が分娩台にあがることができます。

ゆっくりと会陰が開くのをまっていては、分娩台が一杯になってしまう・・。
決して医師は自分たちのためだとは言いません。これはあなたのため、夫のため、子供のため・・だと。

でも本当でしょうか?本当に子供は、自分の力でゆっくりと生まれるよりも、無理やり切開された膣の中を引っ張り出されたいのでしょうか?

私には疑問でした。
そして、夫は命をかけて子供を産んだ女性の体を、伸びてしまったからと、倦厭するようになるのでしょうか?

私には納得がいきませんでした。それでも、あの時、婦長さんからこう聞いたとき・・・
私はそれでも、これは本当なのかもしれないと納得しかけてしまったのです。

それは白衣の威力かもしれません。
年間300件ものお産を担当しているその道のプロと、何事も初めてでおろおろしている妊婦・・・
その差は歴然としています。

でも、切ってしまった後私たちの体はどうなるのでしょう?
無理やり出された赤ちゃんはびっくりしないんだろうか?
会陰が切られれば、赤ちゃんに血がついてしまいます。切らなければ血もつきません。
そして、私たち妊婦の体はどうなるのでしょう?

ゆっくりと、本来備わっている力で生み出そうとがんばっている私たちの体・・・
その力を無視して、切ってしまってもいいの?どうして切る必要があるの?私はとても悩みました。

その後、第2回目の話し合いのときに提出したバースプランがこちら

この時のプランはかなり詳しく、希望が書かれています。
そしてこのときに、決定的な言葉が婦長さんからでたのです。
私の希望していたいくつかの点が実行できないと。

下にあるのが私が特に病院側に希望した点です。

* 分娩監視装置・会陰切開は希望しない
* 陣痛促進剤は使用しない(通常、破水後の陣痛はどれくらいまで待ちますか?)
* 胎盤は自然にでてくるのを待つ
* へその緒を切るのは脈が停止してから
* 赤ちゃんの体重測定などは部屋の中で行う
* 赤ちゃんに抗生物質の点眼はしない
* 砂糖水は絶対にのませない
* 羊水は自然に吐き出すのを待ちたい
* 赤ちゃんにビタミンKシロップは飲ませない
* 人工乳は与えない。母乳が出ないときは豆乳や玄米汁を使用する

でもこれら数点が病院側では認められないといわれました。

例えば、 陣痛開始後は自由に歩きまわってもいいといいながら、陣痛監視装置をつけなくてはならないという矛盾。

監視装置は大きく、つけてしまうと、陣痛の間ひとりで動き回ることは不可能です。
でも病院側は「万一のとき」妊婦に何かがあった時に、この装置を妊婦がつけていれば、「監視していた」こととして、起訴、逮捕されることはないのです。

でももし、この装置をつけていないと、万一妊婦に何かがあったとき、病院側は「管理不行き届き」で裁判所にいく必要があるかもしれません。

確かに妊婦は私ひとりではありません。
大きな病院で、ひとりひとりに看護婦が付き添うことができないので、このような監視装置をつけたいという病院側の言い分も頭では理解できます。

人ではなく、機械に監視させる。でもこれによって、一番大切なはずの妊婦の自由が奪われるのです。

この時病院側は私に、陣痛監視装置をつけ続けることの妊婦へのメリットについては言及しませんでした。

つまり、妊婦のためにつけるのではなく、やはり病院のためにつけるものなのだったのです。

ビタミンK2のシロップに関しても、その有効性をうんぬんよりも、摂取しなかった場合に、万が一障害が起こることの方が問題だといわれました。

とりあえず一律に飲んでいれば、問題が起きたときに自分たちの責任は回避されるため、例外はつくりたくないという回答でした。抗生物質の点眼に関しても同じことがいえます。
また、赤ちゃんの洗髪や入浴も、後ですることになると、手間がかかるという理由で、生まれた直後に別室に移して入浴すると言われました。

でも長い期間、心地よく暮らしていた子宮の中から決死の覚悟で生まれたきたベビーを、私はしばらくの間そっとしてあげたかった。「ご苦労様、よくがんばったね」と胸の上でしっかりと抱いてあげたかった。

お風呂や体重測定なんてそんなものは後でいいと・・私は思っていました。

私は、病院で自然出産することはとても難しいと再確認しました。
夫も同席したこの話し合いの場で私は、気丈に振舞いながらも心ではワンワン泣いていました。

信頼していた病院も、先生もやっぱり組織が大切だった。
妊婦ひとりひとりの希望ではなくて、万一のときの病院を守ろうとする姿をとても悲しく思いました。

それでも、この病院はまだ理解があった方だと思います。
辛抱強く私の意見を聞き、できるところは受け入れようとしてくれたから。


でも・・・やっぱり私には耐え難いものでした。

これでは、病院で「産ませてもらう」出産になってしまう。
私の出産ではない・・・やはりその思いはぬぐえませんでした。

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